妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

2006-01-01から1年間の記事一覧

久々に泣ける小説だった

『トワイライト』重松 清 著(文春文庫) 重松清の得意技「家族」をテーマにした小説。 重松清は大好きなのだが、当たりハズレがあって、まあハズレといっても並みの作家より全然いいのであるが、それゆえに「まあまあだな」となったときはちょっと残念な気…

引っ越すぞ

etc

えと、引っ越します。部屋は決めてきました。神奈川から東京の人になる〜。 来月初めに引越し予定なので、急に慌しくなってきたのだ。荷造りを開始しなくては。 ネットをはずすのは最後の最後なので、まだ更新はします(ホントか?)

輝作品はなんでいつも上下巻なんだろう?

『約束の冬』 宮本輝 著(文春文庫) なんだか複雑な物語を印象的なエピソードと言葉であっという間に読めるエンターテインメント作品に仕上げる手腕はさすが宮本輝。 宮本作品を読んでいると、作者が生み出している小説というふうには感じなくて、もうすで…

俺たちは志士じゃない

土曜日(7/1)に池袋のサンシャイン劇場に演劇集団キャラメルボックスを見に行った。タイトルは『俺たちは志士じゃない』。幕末時代ものだ。 新撰組を抜けようとして追われている主人公2人は、逃げる途中の風呂屋でその場にあった着物を盗んで着替える。その…

おもろいもの

etc

部屋を片付けているといろいろとおもしろいものを発見する。 1992年のセイコースーパーテニスを録画したビデオテープが出てきた。イバニセビッチ対レンドル(なつかしー)の戦い。何でこんなもんを14年も保存していたのかと思ったら、試合終了後にカメラを持…

グロかわ?

art

17日(日)、品川の原美術館に「束芋展」を見に行った。束芋さんは1975年生まれの女性アーティスト。アニメーションを使ったインスタレーションを主に作っているらしい。 今回彼女につれていかれるまで僕はこの人のことを聞いたことがなかったし、絵も見たこ…

壊れた

長年使っていたコンポのCDプレーヤーがぶっ壊れた。このコンポには買った当初から苦労させられた。 まず電源が勝手に入るのである。僕一人しか部屋にいなく、雑誌なんかをぱらぱらやっていると突然電源が入る。リモコンは部屋の隅にあって信号送信部はあさっ…

ここは本当によいぞ

eat

久しぶりに築地にごはんを食べに行った。6/10(土)の朝10:30に彼女と待ち合わせ。この時間だと、場内・場外ともに土曜日はかなり行列ができている。しかーし、この日行った「江戸川」は行列知らず。となりの寿司屋は大行列なのにすぐに入って座れるし。 で…

傘が壊れる

自分を振り返る一冊

『あすなろ物語』 井上 靖 著(新潮文庫) 読んだことない名作ってのはときどき無性に読みたくなる。夏休みの文庫キャンペーンなんかにまんまと乗せられるときが多いが、これは何で読みたくなったのかなぁ? いつのまにか買ってあった。時間がたつと自分でも…

毎朝つらいです

job

仕事が変わって今までより朝は1時間早く家を出る。この朝の1時間というのがかなりつらい。なんせ5:30起きでっせ。 しかも今までより電車が混んでいる! みんなずいぶんと早い時間に出勤してるんですねぇ。 さらにさらに全然座れない! なぜか早い時間のサ…

うれしい

パソコンを買った。久しぶりに高い買い物をした。ずっとデスクトップだったのだけど、今回はノートパソコン。それも今いちばん売れているNECのやつだ。 テレビは見れない。テレビはあるからわざわざPCで見れなくてもいいのだ。 引越しすることを見越し…

ギャング続編

『陽気なギャングの日常と襲撃』 伊坂幸太郎 著(祥伝社) おお、いまいちばんホットな(死語)本を読んでしまった。映画が公開中の『陽気なギャングが地球を回す』の続編だ。 前半はメンバーそれぞれの日常に身近な謎が絡む短編。キャラクターはそのままに…

胸のモヤモヤ

job

最近何をやるにも身が入らない。 引越しの前準備として部屋の片付けとか、PCをはじめとした欲しい家電製品を選んだりという楽しい作業とか、ジョギングを計画的に続けようだとか、服とか鞄とか靴とかファッション関係で欲しいものを買うだとか、・・・なんか…

泥んこマラソン大会

etc

5/28(日)「EKIDENカーニバル2006 東東京大会 in 北区荒川」に出てきた。4人1組でたすきを繋ぐリレーマラソン大会である。荒川の河川敷をスタート/ゴールにして走る。 28日はあいにく朝から雨。しかもかなり強く降っている。こりゃ中止に違いないと思ったら…

他のも読んでみたい!

『月の扉』 石持浅海 著(光文社文庫) 今年『扉は閉ざされたまま』が評判になって僕は初めて知りました。石持浅海。なんか読んでみたいなと思ってたら他の長編が文庫で出てたので読んでみた。そしたらこれがかなり本格ミステリっぽくてすごいおもしろかった…

3ピース・ロックバンド

25日(木)渋谷AXにトライセラトップスのライヴを見に行った。完全に彼女に連れていかれてるわけだが、もちろん僕も嫌いではない。ストレートなロックをやり続けているのはかなり好印象だ。 ギター、ベース、ドラムの3つだけですべてをやっているというのは…

陽気なギャングが映画になった

5月21日(日)は池袋に映画『陽気なギャングが地球を回す』を見に行った。 伊坂幸太郎原作の小説をどう映画化したのかが気になって・・・というのはウソで、彼女が「大沢たかおが見たい」「伊坂幸太郎大好き」と言って早々に前売り券を買ったのである。 正直…

心のビタミン剤

『喜びは悲しみのあとに』 上原 隆 著(幻冬舎アウトロー文庫) まだ読んでない上原隆の本があったので慌てて読了。 タイトルが示すとおり、どうしようもない悲しみに見舞われた人がそのトンネルを抜けかすかに明かりが見えるところまでを描いたノンフィクシ…

魔王

『魔王』 伊坂幸太郎 著 (講談社) 伊坂フリークの彼女からどんどん借りてどんどん読んでいる伊坂作品群。世間では次の直木賞は確実といううわさもあるらしい。 今回読んだのは前評判も高い『魔王』。これがかなり暗い話だった。語り口はいつもの伊坂作品の…

GWには鎌倉

etc

ゴールデンウィークに鎌倉に行ったこと書いておくのを忘れていた。GWの鎌倉は当然激混み。それでもなぜか毎年必ず行くと決めちゃってるのさ。にぎやかな鎌倉もそれはそれでいいではないか。 鎌倉に着くとなんだか「帰ってきたぁ」って気がする。もちろんず…

久々に勉強した気分

etc

更新が滞っていたここ2週間ほど、友人にふってもらった仕事をしていた。栄養士と製菓衛生師の用語集を作る仕事だ。 もちろん僕はそんなものの専門家ではない。素人だ。で、いろいろ調べながら書いていくことになる。素人が読んでよくわかるものを、というこ…

いいよ、これ

『ガセネッタ&シモネッタ』 米原万里 著(文春文庫) ロシア語の同時通訳をやっている著者が、仕事にまつわるいろんなエピソードを披露してくれる本。 同時通訳の人なんて、頭いいんだろうなぁ、くらいしかイメージないでしょ。だからとっつきにくい人なの…

また仕事が始まる・・・

job

とすべてのサラリーマンが思っていることだろう。 相変わらず仕事に(というか職場の雰囲気に)慣れていないうちに連休に突入してしまったおかげで、また最初からやり直しといった気持ちになってしまっている。 休み前にリクルートエージェントの登録を抹消…

館シリーズ最新作!

『びっくり館の殺人』 綾辻行人 著(講談社ミステリーランド) 綾辻行人の館シリーズの最新作がもう出ると聞いて、うそっ、早すぎる!と思った。だって前回の『暗黒館の殺人』が出たのが去年の9月なのだから。そしたら本当だった。それも意外なことに講談社…

伊丹十三初体験

『日本世間噺大系』 伊丹十三 著(新潮文庫) 映画じゃありません。本です。 しかしこれはなんて本なんだろう? いろんな話がたくさん入っている。前半は短いエッセイのようなものが多いが、後半は誰かに話を聞いて書いたインタビュー形式のものが続く。 で…

ナイロン100℃

23日(日)は下北沢の本多劇場にナイロン100℃の芝居を見に行った。ケラリーノ・サンドロヴィッチ率いるナイロン100℃はもはや説明のいらないくらいの人気劇団だ。テレビによく出ている大倉孝二も所属している。 チケットも取りづらそうだが、劇団員のひとりの…

とんちゃんの豚バラ

eat

22日の土曜日、僕の再就職祝いを大学時代の友人たちがやってくれるというので新宿へ行く。韓国焼肉の「とんちゃん」というこれがまたディープな店。お世辞にもキレイな店とはいえないけど、こういうところの方が美味しいに決まってるのだ。 お店一押しなのだ…

キャラメル2本立て

19日にキャラメルボックスの芝居を見てきた。「ハーフタイムシアター」というもので1時間の短編芝居だ。今回は2本立てで、交互に上演している(!)から2本続けて見ることもできる。キャラメルもサービス精神旺盛なすごいことをやりますな。 で、19日は平日…

好きなことを仕事にするということ

job

自分の好きなことを仕事にできる人は幸せである。これは何も特殊な仕事だけを言っているのではない。俳優とかミュージシャンとか画家とか小説家とか、そういう仕事を考えがちだが、普通のサラリーマンだって自分の好きなことを仕事にしている人はいる。 でも…