道徳の時間 (講談社文庫)作者: 呉勝浩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/08/09メディア: 文庫この商品を含むブログを見る過去に小学校で講演中に起きた殺人事件についてのドキュメンタリーを撮るのと、現在のイタズラ落書き事件と並行して描くミステリ。 …

きょうも傍聴席にいます (幻冬舎新書)作者: 朝日新聞社会部出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/11/30メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る様々な事件の裁判を傍聴してその様子を短くまとめている。 有名な事件もあれば全然知らなかった事件も…

新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)作者: 倉知淳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/07/14メディア: 文庫この商品を含むブログを見るあるきっかけで雪山の山荘に集まった人たち。吹雪で閉じ込められた中、殺人事件が起こる。 倉知淳は読んだことがなか…

MY LITTLE HOMETOWN 茅ヶ崎音楽物語作者: 宮治淳一出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2017/10/14メディア: 単行本この商品を含むブログを見る桑田佳祐がラストで烏帽子岩で歌うことで話題の映画『茅ヶ崎物語〜MY LITTLE HOMETOWN〜』の書籍版。といっても同…

謎の館へようこそ 白 新本格30周年記念アンソロジー (講談社タイガ)作者: 東川篤哉,一肇,古野まほろ,青崎有吾,周木律,澤村伊智,文芸第三出版部出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/09/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る新本格ミステリ30周…

いのちの姿 完全版 (集英社文庫)作者: 宮本輝出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/10/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る宮本輝のエッセイ集を久々に読んだ。小説を含めても宮本作品は久しぶりだ。 小説に専念するため近年はエッセイはほと…

謎の館へようこそ 黒 新本格30周年記念アンソロジー (講談社タイガ)作者: 恩田陸,はやみねかおる,高田崇史,綾崎隼,白井智之,井上真偽,文芸第三出版部出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/10/19メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る短編本格ミス…

謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫)作者: 高野秀行出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/06/22メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る戦争の絶えないソマリアの中で奇跡的に平和を維持している…

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/02/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (36件) を見る 映画があったからではないが、唯一未読だった横山秀夫の作品を読んだ。 まあそうだろうなとは思っていたが、やっぱ…

スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか (幻冬舎文庫)作者: 池谷孝司出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/04/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るスクールセクハラ（教師による生徒へのわいせつ行為）の実態を取材して…

満願 (新潮文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/07/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (12件) を見る各話独立した短編が並ぶ作品集。連作短編集ではないこういうものは久しぶりに読んだ気がする。 どれも本当におもしろい。ミステリ…

死刑の基準 「永山裁判」が遺したもの (講談社文庫)作者: 堀川惠子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/12/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る永山則夫 封印された鑑定記録 (講談社文庫)作者: 堀川惠子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017…

ボクたちはみんな大人になれなかった作者: 燃え殻出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/06/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見る初めて付き合った女性の思い出と現在を交互に描く。 話題だったので読んでみたが、最初の数ページで文章が鼻…

辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 (文春文庫)作者: 佐々木健一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/08/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る「明解国語辞典」と「三省堂国語辞典」を作った見坊豪紀と山田忠雄の二人の人生とこれらの…

短編学校 (集英社文庫)作者: 集英社文庫編集部出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/06/22メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る短編のオムニバスが読みたくてこれを。 学校とタイトルにつくだけあって、学校が舞台とか学生が主人公とかそういっ…

ビートルズを呼んだ男 (小学館文庫)作者: 野地秩嘉出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/04/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見るキョードー東京の創始者の永島達司の生涯をたどる評伝。 やはりメインはビートルズを招聘したところだから、そこだけは…

ナオミとカナコ (幻冬舎文庫)作者: 奥田英朗出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/04/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る親友のカナコが夫からDVを受けていると知ったナオミは2人で夫を“排除”する計画を思いつく。 奥田英朗だからおもしろい…

どん底: 部落差別自作自演事件 (小学館文庫)作者: 高山文彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/06/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る福岡県で2003年から2009年におきた部落差別自作自演事件のルポ。 恥ずかしながらこの事件を知らなかっ…

芥川賞・直木賞をとる!: あなたも作家になれる (河出文庫)作者: 高橋一清出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/12/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る作家（小説家）になるための心構えからテクニックまでを編集者の立場から解説した…

戦場の軍法会議: 日本兵はなぜ処刑されたのか (新潮文庫)作者: 北博昭,NHKスペシャル取材班出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/07/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る軍法会議の実態に切り込んだNHKスペシャルの書籍版。 軍法会議のことは…

女たちの避難所 (新潮文庫)作者: 垣谷美雨出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/06/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る東日本大震災で避難所に逃れてきた女性3人を主人公に、避難所での様々な問題を描く。 避難所ではいろんなことが問題にな…

東京の下町 (文春文庫)作者: 吉村 昭出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/03/17メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る著者がこどもの頃住んでいた日暮里を中心に昭和初期の東京はどうだったのか、思い出話が綴られている。 いま自分が住ん…

貘の檻(ばくのおり) (新潮文庫)作者: 道尾秀介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/12/23メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る子供の頃に暮らしていた村にあるきっかけで息子と一緒に訪れる主人公。過去の忌まわしい記憶をひもといていくと・・…

サザンオールスターズ 1978-1985 (新潮新書)作者: スージー鈴木出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/07/13メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る初期のサザンオールスターズ（デビューから『KAMAKURA』まで）を時系列で追い、アルバム全曲のコメ…

アナログ穴太郎音盤記 (CDジャーナルムック)作者: 湯浅学出版社/メーカー: 音楽出版社発売日: 2016/04/12メディア: ムックこの商品を含むブログ (3件) を見る買ったアナログ盤の写真とそれに付けるちょっとした紹介文。 音楽評論家だからそりゃたくさん買う…

キャパへの追走作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/05/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見るキャパの撮った写真と同じところに行って、同じアングルから現在を撮るとどうなるかをやった本。ただのおもしろ企画ではなく…

どんどん橋、落ちた〈新装改訂版〉 (講談社文庫)作者: 綾辻行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/02/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る本格ミステリ短編集。 すべてに「読者への挑戦状」が入っているというガチガチの本格モノ。 新装改…

少年たちは花火を横から見たかった (角川文庫)作者: 岩井俊二出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/06/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見るアニメ「打ち上げ花火〜」の公開に合わせてこんな本が出版された。 このタイトルは岩井俊二が元々…

キャパの十字架 (文春文庫)作者: 沢木耕太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/12/04メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見るロバート・キャパの有名な写真「崩れ落ちる兵士」をめぐる謎に迫るミステリのような作品。 丁寧に実に事細かに謎を…

波形の声 (徳間文庫)作者: 長岡弘樹出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2017/02/03メディア: 文庫この商品を含むブログを見る短編の名手、長岡弘樹の短編集。 1編1編がため息が出るくらい見事な作品。ちょっと他にこれだけすごいものを書ける人は最近知らない…