- 作者: 呉勝浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/08/09
- メディア: 文庫
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乱歩賞受賞作。選考委員会で一悶着あったそうだが、それほど個性が強いならと読んでみた。
終始読みにくいなと思いながら最後までそれは変わらなかった。会話のシーンで誰が言った発言かわからないことが多かった。これはストーリー以前の問題だ。選考委員からもそういう意見があったらしい。
動機の点でも異議があったそうだが、これはまあ違和感を持ちつつもギリギリ認められるかなといったところ。
ストーリーは悪くない。だから乱歩賞も取ったのだろうが、もうちょっと文章の修行が必要と思う。