妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

これはすごい

 

罪の轍

罪の轍

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 「吉展ちゃん事件」をモデルにした犯罪小説。

奥田英朗だから間違いないと思ったが、これは読み応え抜群の超力作である。

作風もこれまでと少し違ったような感じで、重く心に響く。

もちろんこの作者だから読みやすさは最高。途中でやめられない。

これは気持ち持ってかれるなぁ。読後、気分が重い。

いいんじゃない?

 

魔眼の匣の殺人

魔眼の匣の殺人

  • 作者:今村 昌弘
  • 発売日: 2019/02/20
  • メディア: 単行本
 

『屍人荘の殺人』で話題となった著者のシリーズ2作目。

前作があれだけ人気となったので、あれを超える2作目は難しいんじゃないかと思ったが、意外とおもしろかった。

クローズド・サークルでもやっぱりトリックが細かくて推理するのは難しい。『屍人荘の殺人』でもそうだったんだよな。

でも最後のどんでん返しは素晴らしかった。

前作で禁断のあれをやっちゃったので次はどうするんだと思ってたけど、なかなか良かった。3作目もありそうだから、楽しみだ。

不穏な感じ

 

蛇行する川のほとり (集英社文庫)

蛇行する川のほとり (集英社文庫)

 

珍しく恩田陸なんて読んでみた。

高校生たちの夏の数日を描いた作品。といっても爽やかな青春ものではなく、ちょっと気味が悪い。

ずっと不穏な感じが続いて、少しミステリ的要素もあり、少年少女特有の残酷さが漂っていてあまり読後感は良くないが、でも何か強い印象が残る。

考察がすごい

 

著者の映画評論集。

映画の他に様々な本への言及がたくさんあって、どれだけ本を読んでるんだろうと思う。それを映画に結びつける発想力。

こういう映画評論をしてる人って今どれくらいいるんだろう。あまり読まないので知らないが、もっとこういう評論を読んでみたい。「なるほど!」と気付かされるやつ。

観てない作品が結構あるので、観てから再読したい。

すごい

 

 新装改訂版を再読してきてこれが最後。黒猫館です。

例によって内容はすべて記憶の彼方。まるで初読。

全編伏線だらけだが、このトリックはぜったいにわからない。と思う。

鹿谷門実の思わせぶりな推理がちょっとムカつく。

でもおもしろかった。

とてもおもしろかった

 

 別作品で本屋大賞も取った著者の文庫がいいタイミングで出てたので読んでみた。そしたら予想外におもしろく驚いた。

連作短編集で各話が切なくドキドキするような話ばかりで、内容だけでなく結構グッとくる仕掛けがしてあって、これが効いてるんだよなぁ。

タイトルだけならおしゃれ小説みたいで絶対手にとらなかった。

この著者の他の作品も追いかけてみようと思う。

再読

 

 

館シリーズ再読もやっとここまで来た。

当時ボリュームがすごくてワクワクしたのを覚えてる。でもやっぱり中身は忘れてた。

「たしか・・」とおぼろげに思い出したトリックは微妙に違っていて、まあ初読のように読めたね。

犯人はなんとなく予想がつくけど、トリックはぜったいにわかるわけない。複雑すぎる。

密室シチュエーションを違和感なく登場させるって難しいだろうな。この頃はまだいいけど、今じゃ携帯があるからなぁ。