妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読ませるなぁ

ノースライト(新潮文庫) 作者:横山秀夫 新潮社 Amazon 超久々に横山秀夫を読んだ。めっきり寡作になっちゃって読みたくても読めないんだけど。 意外なところにテーマを持ってきたなという印象。ブルーノ・タウト、建築家、設計事務所など新たな一面だ。相…

十皿の料理 (御馳走読本) 作者:斉須政雄 朝日出版社 Amazon コート・ドールの斉須政雄シェフが書いた、料理10品を選んでレシピやそれにまつわる話、今まで働いてきた店での話など。 テレビで推薦してておもしろそうだなと思って読んでみた。 レシピが載って…

掴みどころがなかった

BUTTER(新潮文庫) 作者:柚木麻子 新潮社 Amazon 木嶋佳苗の事件をモデルに書かれた小説。 取り上げ方がなんだか女性的というか、男性の作家が書いたらこうはなっていないような気がする。まあこれもステレオタイプの考え方なのかな。 事件の真相を追ってい…

ニック・ロウ大好き

恋するふたり ニック・ロウの人生と音楽 作者:ウィル・バーチ シンコーミュージック・エンタテイメント Amazon ニック・ロウの評伝。 好きで聴いているがこの人に人生はあまり知らなかったなと思い、読んでみた。 今は人の良さそうなおじいちゃんって感じだ…

すごい小説だ

コンビニ人間 (文春文庫) 作者:村田 沙耶香 文藝春秋 Amazon 何と言うか、初めて読むタイプの小説。よくこんなの思いつくな。 タイトルもぶっ飛んでるが内容もぶっ飛んでる。 自分では個性的だと思っていても、人間なにかしら周りに影響されているものだ。そ…

何十年ぶりかな

シカゴ・ブルース【新訳版】 (創元推理文庫) 作者:フレドリック・ブラウン 東京創元社 Amazon 多分中学生の時以来の再読。といってももちろん覚えてないので初読と同じ。 なかなかおもしろかった。 短編のような切れ味はないが、オーソドックスなミステリだ…