コート・ドールの斉須政雄シェフが書いた、料理10品を選んでレシピやそれにまつわる話、今まで働いてきた店での話など。
テレビで推薦してておもしろそうだなと思って読んでみた。
レシピが載ってるだけではそもそも手に取らなかったと思うが、「将来が見えない時に読む本」だっていうではないか。どういうことだと思って読んでみると、斉須さんが修行をしてきたフランスの店での話がおもしろかった。これが「俺もやるぞ!」と思わされるわけである。
地道に誠実にやっていけばいつかは報われる、のだろうか。そうではないことが大半だと思う。それにこの歳でもうそういう思いはなくなった。働くことにお金以外の意味を見いだせない。
若い人が読むといいと思う。