妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ハーフタイムシアター

5/28にキャラメルボックスの芝居を観に行った。 演劇集団キャラメルボックス 劇団創立20周年記念公演② 『僕のポケットは星でいっぱい』 作・演出:成井 豊 出演:大内厚雄、小川江利子、藤岡宏美、岡田さつき、前田綾、ほか 劇場:新宿・シアターアプル 今回…

高野和明はいい!

『13階段』 高野和明 著(講談社文庫) 「いい!」とは言ったが、これしか読んだことがない。すまん。でもそれだけ良かったということですよ。 第47回江戸川乱歩賞受賞作品である。選考委員が満場一致で選んだというからその完成度がわかるだろう。しかもほ…

自転車のライトは何のため?

etc

夜、自転車に乗ってて昔から思ってたこと。 ライトを点けないで走ってるヤツが多すぎる! 自動車を夜に運転するときはヘッドライトを点けるくせになんで自転車だと点けないんだっ! そう言うと多分「点けなくったって前見えるもん」って言うだろう。「街灯は…

おふざけ系な東野圭吾

『超・殺人事件 〜推理作家の苦悩』 東野圭吾 著(新潮文庫) ほとんどハズレがない東野圭吾。この短篇集も例外ではなかった。どれも読後ニヤリとしてしまう技アリの短編ばかりだ。 すべてに推理作家が登場する。そしてみんな苦悩している。書けない悩みだっ…

名人芸! 井上夢人

『クリスマスの4人』 井上夢人 著(光文社文庫) ふえ〜。すごい話を考えるもんだねぇ。 思わず感心しちゃうくらいおもしろいストーリーだ。しかしここにそのあらすじを書くわけにはいかない。なぜならまったく何にも予備知識なしで読み始めるほどこの本は…

すごい本ですわ

『こんな夜更けにバナナかよ』 渡辺一史 著(北海道新聞社) なんと言っていいのか。衝撃の一冊である。おおげさに言うなら、かつてこれほどまでに価値観を揺さぶられたことはない。 筋ジス患者である鹿野氏とそれを支えるボランティアの話だ。難病でありな…

針穴写真って知ってる?

art

和田誠を見た後はポーラ ミュージアム アネックスというところで『田所美恵子・針穴写真展』を見た。 針穴写真とは「レンズの助けを借りずに極小の穴から光を取り込み画像として定着させる写真のこと」(パンフレットより)である。小さな缶とそれに開けた小…

和田誠はすごい

art

14日に築地でごはんを食べたあと、銀座に行き、まずはギンザ・グラフィック・ギャラリーで行われている『和田誠のグラフィックデザイン』という企画展を見る。和田誠のいろんな仕事をずらっと並べて見せるかなりボリュームのある展示だ。入場無料というとこ…

築地で穴子丼

eat

1ヶ月もたつと“築地禁断症状”が出てくるようになった。あの食のワンダーランドを一度体験するとやめられなくなるというのは本当だった(別に誰も言ってないかもしれないけど)。 というわけで、またもや築地にお昼ご飯を食べに行ってきました。朝10時に彼女…

さーて整理整頓

川上健一、ああ青春

『ららのいた夏』 川上健一 著(集英社文庫) ああそうだったそうだった。川上健一ってこんなだったなぁ。 と、読んでから思い出した。といっても『翼はいつまでも』しか読んだことはないのだが。まさに青春小説ど真ん中である。読んでて気恥ずかしくなるく…

金沢に行ったときのこと3

etc

家系(ラーメンじゃないぞ)2つをご紹介。 武家屋敷跡 野村家(長町武家屋敷) 長町武家屋敷跡は以前にも訪れたことがあるが、ここは初めて。 ここは庭園が有名らしい。なんでもアメリカの日本庭園専門誌(そんなのがあること自体笑える)で第3位にランキン…

メモリー第3弾

吉田修一ってどうよ?

『パーク・ライフ』 吉田修一 著(文春文庫) 芥川賞受賞作品。『パーク・ライフ』と『flowers』の2編が入っている。 この人の作品は2つ目で、以前『熱帯魚』という中篇集を読んだのだが、読後に抱いた感想はほとんど同じだった。つまり、「だから何?」。 …

落語に行こう

5月7日(土)に林家正蔵の落語を聞きに行った。もちろん皆さんご存知の「林家こぶ平 改め 九代目 林家正蔵」ですよ。 襲名披露を兼ねた“特選落語名人会”というものだ。場所は東京厚生年金会館の大ホール。 落語は以前に何度か聞きに行ったことがある。寄席で…

DOCOMOMO100選展

art

築地でごはんを食べたあとに行ったので、ここもご紹介。DOCOMOMOったってケータイの会社ではありません。DOCOMOMOとは“The Documentation and Conservation of buildings, sites and neighborhoods of the Modern Movement”の略。近代建築の素晴らしさを後世…

築地に行ったときのこと

eat

金沢話はちとお休みして、4月23日に行った築地でごはん話をしてみる。なんで慌てて書くかというと、来週にも4回目の築地ごはんをしようと画策している(おおげさ)からなのだ。 おいしいものは忘れずにお伝えしないといかんね。さてその3回目の築地ごはん。 …

メモリー特別編

金沢に行ったときのこと2

2つのお店をご紹介。 鮨源平 美術館に行く前に寄ったのがここ。近江町市場内にある寿司屋だ。カウンターのみだがそれほど高くない。 カウンターということで最初は緊張した。頼んだのは「もりこみ寿司」(10カンに巻物、しじみ汁)、3150円(だったと思う)…

メモリー第2弾

久しぶりの清水義範

『みんな家族』 清水義範 著(文春文庫) これは力作だ。 昭和史を振り返る大河小説は数多くあろうが、こんなにわかりやすく読みやすい小説はあまりないと思う。 昭和元年から現在まで、ある家族を追っていくことで昭和の時代がどんなものだったのかを描き出…

金沢に行ったときのこと

4月の16日と17日に金沢に行ってきた。かなり遅れたがそのときのことを書く。時系列はバラバラで思いついた順ってことで、許して。1個ずつなので数日かかります(^^; 金沢21世紀美術館 今回いちばんの目的はこの美術館を見ること。金沢市の中心にあれだけデカ…

メモリー第1弾