5/28にキャラメルボックスの芝居を観に行った。
演劇集団キャラメルボックス 劇団創立20周年記念公演② 『僕のポケットは星でいっぱい』 作・演出:成井 豊 出演:大内厚雄、小川江利子、藤岡宏美、岡田さつき、前田綾、ほか 劇場:新宿・シアターアプル
今回はハーフタイムシアターと銘打っての公演。つまり1時間の演劇なのだ。普通芝居っていうと2時間前後の上演時間だが、キャラメルはこの1時間演劇を過去何回かやっている。
理由は、1時間なら気軽に見に来れるでしょ、という意図らしい。仕事帰りとか(なんてったって平日には夜9:00から始まる回があるのだ!)、ふと思い立ったときとか。この試みは大賛成! だって演劇のおもしろさは実際観てみないことにはわからないからだ。映画を見ても演劇を見ない人がいる。僕はそれが不思議でしょうがない。同じ2時間ストーリーを追いかけるのに、まったく違うものなのだ。それは観て初めてわかる。
というわけで、気軽に観れるハーフタイムシアター。でも内容の濃さはまるで2時間の芝居を観たような満足感だ。
タイムスリップができる近未来。少年カシオはお母さんがもうすぐ病気で亡くなることが信じられない。そこで未来に行き自分の目で確かめようとする。未来の医療技術を持ってくればお母さんは助かるんじゃないか。しかし時間管理局は未来へのタイムスリップを法律で堅く禁じていた・・・。
1時間だからあっという間に終わるけど、内容は大満足。タイムスリップものは大好物だし。ホントに2時間観たのと変わりない満腹感だった。
キャラメルは基本的にはファンタジー系が得意で、その辺は自分の好みではないんだけど、ストーリーがおもしろければそれでいい。
このハーフタイムシアターはもうひとつ『広くてすてきな宇宙じゃないか』という1時間ものを交互に(!)上演している。平日・日曜は1日2回、土曜は1日3回。詳しくはキャラメルボックスの公式ホームページをどうぞ。