妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ハズレなし

『顔 FACE』 横山秀夫 著 (徳間文庫) 横山秀夫にハズレなし、とはよく言ったものだ(僕が言ってるだけだけど)。とはいえ、僕は文庫派なので横山作品は文庫で出てる4冊しか読んだことがない。でもそれがすべて傑作なのだから、ハズレなしと言ってもいいだ…

オーノキヨフミのライブ

11/20、渋谷のクラブ・クワトロでオーノキヨフミのライブを見てきた。 全然売れてないので知っている人は少ないと思う。思いっきり彼女の趣味なので、連れて行かれたクチである。でも僕もけっこういいと思うぞ。売れてないけど良い曲がかなりあるのだ。 ライ…

森博嗣の小説ではない本

『大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル』 森博嗣 著(中公新書ラクレ) 人気ミステリ作家であり、某国立大学工学部助教授の森博嗣が語る大学論。といっても全然難しくなく堅苦しくないQ&A形式のものだ。おもしろおかしく読める“大学の…

念願のインデアンカレー体験

eat

丸の内にできたTOKIA。その中に大阪からやってきたカレー屋“インデアンカレー”がある。東京初出店である。 うまいと評判だったので、前々からぜひ行って食べてみたいと思っていたが、大阪にしかなかったためにあきらめていた。それが突然東京にできたもんだ…

この狭い部屋のどこにこれだけの本があったのだろうか

はまりました

『椿山』 乙川優三郎 著 (文春文庫) 直木賞受賞作『生きる』と、この『椿山』を読んで、完全に乙川優三郎にはまった。時代小説はあんまり読まないし、読んでも宮部みゆきくらいだったのだが、この著者のは全作読破したいと思いました。それくらいはまって…

ブックデザイン大好き

art

11月19日、築地のあとは銀座でアート鑑賞。ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「祖父江慎+cozfish展」を見た。 祖父江慎の名前はブックデザインを気にかけている人なら一度は目にしたことがあるくらい有名なデザイナーである。手がけた本は1000冊以上にな…

またまた築地

eat

11月19日、築地へ行きおいしいものを食べる。今回は“牡蠣”のおいしい季節ということで、最初からカキフライ狙い。フライものなら八千代しかないだろうと場内へ向かう。 この日はなんとなく空いてる感じがした。八千代の前には誰も並んでなかったし。店内はい…

引越し引越し

すごい戦争小説

『ルール』 古処誠二 著 (集英社文庫) 戦争小説は過去、大岡昇平の『野火』を読んだことがあるだけだった。それ以外、他にどんなものがあるのか知らなかったこともあって、戦争ものはまったく読んでいない。 ここで言う「戦争小説」とは太平洋戦争あたりが…

どういうこと?

etc

僕は東京三菱銀行のマイカードというのを持っている。まあ一種のキャッシュカードで、預金をおろしたり預け入れたりするカードだ。このカードでは借り入れもできるようになっている。借金をしたことはないが。 もうひとつ、「Tokyo-Mitsubishi Card」という…

マラソン大会初出場!

etc

11/12(土)に初めてマラソン大会に出てきました! 『EKIDENカーニバル2005西東京大会 in 国営昭和記念公園』というやつで、マラソンといっても4人1チームで走るリレーである。 僕が出たのはショートの部。12キロメートルを5キロ-3キロ-1キロ-3キロという4区…

どうなの、これ?

『アジアンタムブルー』 大崎善生 著 (角川文庫) 『パイロットフィッシュ』に続いて読んだ大崎善生作品。『パイロットフィッシュ』の細かいストーリーは忘れてしまったが、雰囲気は覚えている。その雰囲気をそのまま引き継いだ続編のような作品がこの『ア…

職人ものをまた1冊

『京の職人衆が語る桂離宮』 笠井一子 著 (草思社) 桂離宮の昭和の大修理を手がけた職人たちがそのワザや自分の仕事に対する想いを語った本だ。 桂離宮の大修理の様子を事細かに説明しているのかと思ったが、話のメインはそれぞれの職人が自分の仕事を全体…

深川といえば・・・

eat

深川めしである。 東京都現代美術館のある辺りは深川なので、ぜひ深川めしを食べようと思ったのである。深川煮というのがアサリを味噌仕立てで食べるものというのは知っていたが、深川煮も深川めしも食べたことはなかった。 深川めしはその深川煮をご飯にか…

イサム・ノグチ展

art

11/5は東京都現代美術館で開催されている「イサム・ノグチ展」を見に行った。もちろんアート展であるからして彼女の趣味である。こうやって自分じゃ見ないものを見れるのだから連れて行かれるのも悪くはない。いやホントに。 イサム・ノグチは名前くらいは知…

石田衣良の暗〜い話

『LAST(ラスト)』 石田衣良 著 (講談社文庫) 石田衣良の直木賞受賞第一作。7つの話が入った短篇集。これが暗く救いのない話ばっかり。読んでいてつらくなってくる。中には一応最後に救われるものもあるんだけど、極限まで追い詰められたかわいそうな人た…