大友克洋監督が9年をかけて完成させた話題のアニメ映画『スチームボーイ』を見てきた。 『アキラ』もろくに見たことがなく、大友フリークでもない僕がこの映画を見に行こうと思った理由はただひとつ。“男の子がワクワクするストーリー”であるという情報だけ…

『博士の愛した数式』小川洋子 著（新潮社） 去年から売れ続けベストセラーになっているこの本を読んだ。 これは第一回本屋大賞を受賞している。本屋大賞ってのは、全国の書店員が読んで面白い、売りたいと思った本のコンテストで、その第一回の大賞なのであ…

『編集狂時代』松田哲夫 著（新潮文庫） 「王様のブランチ」の本のコーナーでおなじみ、松田哲夫さんの半生記である。 もうね、感想なんて一言ですよ。「うらやましい！」 編集者をやってる人間にとって、好きな本を好きなように作るってのは、最大の幸せで…

行ってきた。SHIBUYA-AXにて。“青春ブルース”ツアー最終日。 相変わらずMCはグズグズ。楽しいなぁ。「寝てんのかっ！」って思うほどダラーっとした喋り。 でも歌は熱唱でした。これもいつもどおり。 Newアルバム“青春ブルース”からほぼ全曲（多分）やった。…

『老人力 全一冊』赤瀬川原平 著（ちくま文庫） 今ごろこんな本を読んでしまった。あまのじゃくなのでベストセラーになっているとあんまり読みたくないんです。で、みんながすっかり忘れてしまった今ごろ初読。 おもしろいっすねー。 なにがおもしろいって、…

『ぼんくら』宮部みゆき 著（講談社文庫） 宮部みゆきの時代小説ってなんでこんなにおもしろいんだろう？ 現代ものと同じような感覚で読めるんだよなぁ。 ストーリーテリングが抜群だから、スルスルすべるように読み進められる。1行目に目を落としたら、そこ…