今ごろこんな本を読んでしまった。あまのじゃくなのでベストセラーになっているとあんまり読みたくないんです。で、みんながすっかり忘れてしまった今ごろ初読。
おもしろいっすねー。
なにがおもしろいって、好き勝手にテキトーに言いたいこと言い散らかしてるところ。
別に“老人力”なんてたいした考え方じゃないんですよ。って言うと赤瀬川さんに怒られるかもしれないが、いや、ホントに深い考えがあって打ち出した説(おおげさですね)じゃないと思う。
ポロッとおもしろいこと言おうとして言っちゃっただけなの。多分。
それがあれよあれよという間に日本中でブームになっちゃった。
だから書いてることがテキトーな妄想だらけ。
たまに小難しくなるけど、ノってくるともう一人漫談。そこがすばらしい。
こういう「なにバカなこと言ってるの、こいつ?」っていうの大好き。
読みながら、このおっさんアホやなぁ、と何度思ったことか。こんなおっさんになりたい。