妄想特急 books & music

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スクールセクハラ

スクールセクハラ(教師による生徒へのわいせつ行為)の実態を取材して、その詳細を暴き、対策までも考える。
もう怒りと恐怖と悔しさでいっぱいだった。
教師本人への怒りもそうだが、やはりここでショックだったのは教育委員会と学校の隠蔽体質。特に教育委員会の対応は本当にひどい。これではスクールセクハラがなくならないわけだ。
それに被害者の周りの大人たち。教師の味方になり、逆に被害者を責める。これは恐ろしい。
スクールセクハラは「心の殺人」というらしい。何十年にも渡って被害者を苦しめる。そして犯人は何のお咎めもなくのうのうと暮らしている。
事件の詳細にとどまらず、後半にどう対策をするべきかという建設的な意見があったのがよかった。本当にこれを実施してもらいたい。
スクールセクハラがある限り、子どもを学校に預けることはできないと思う。