- 作者: 岩井俊二
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/06/17
- メディア: 文庫
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このタイトルは岩井俊二が元々つけようとしていたものとしてファンの間では有名だが、小説にしていたとは知らなかったと思ったら、今回書いたものであるという。
元々のアイデアを生かして、時間が巻き戻るギミックは無しにして、ひとつの話としてつながるように書かれていた。
もちろん今書いたのだから映画のシーンに引っ張られることもあるだろうし、そもそもの原案とは違うものだろう。
映画にはないシーンもあったり、それなりに楽しめたが、やはりどうしても映像をともなうあの映画には勝てない。
岩井俊二にしてもこの小説は蛇足だった気がしてならない。
あの映画をどこかスクリーンで上映してもらえないだろうか。大きなスクリーンで見たことがない。ぜったい見に行くけどな。