- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/12/23
- メディア: 文庫
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いかにも道尾秀介らしい陰鬱な話だ。読んでると気が滅入ってくるが、鮮やかな結末だけを期待して読み進めていった。そしたらそこまで鮮やかではなく、意外ではあったが普通のミステリっぽく終わったのでちょっとガッカリ。
期待しすぎというのもある。でも道尾秀介じゃなかったらがんばって読めない。
だいいち長過ぎる。思わせぶりな描写が多く、それも暗くジメジメした話だから軽快に読めない。それでこの長さはつらいよ。
作者がすごく力を入れて書いたなというのはわかる。