妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

好きなことを仕事にするということ

自分の好きなことを仕事にできる人は幸せである。これは何も特殊な仕事だけを言っているのではない。俳優とかミュージシャンとか画家とか小説家とか、そういう仕事を考えがちだが、普通のサラリーマンだって自分の好きなことを仕事にしている人はいる。
でもこのご時世、就職するのも大変なのに好きなことを仕事にするのは至難の業と言っていいだろう。ああいう仕事がしたいなぁと思いながら、理想とは全然違う日々の仕事に追われて毎日が過ぎていく。
僕もその一人だ。現在転職したばかりでいろいろ気疲れしているからこういうことを考えてしまうのだと自分でもわかっている。わかったうえで書き連ねることも気持ちを整理するのに大事だと思って書いている。
出版の仕事がしたい! もうそれだけだ。この情熱だけを持ってこれからまた仕事を探していいものだろうか? それをいつも考えてしまう。年齢的にも転職がきつくなっているのは転職活動から痛いほど身に染みているし、9年間出版社で働いていたがそれも肝心の「編集者」の経験と言えるかどうかというと「・・・」だし(もちろん何がしかの経験にはなっているはずだが)。
理想を追い求めるほど現実に押しつぶされそうになる。おそらく今が今までの人生でいちばんの転機なのだと思う。いろんなことをよーく考えて考えすぎないで乗り切って行きたい。現在、不安が99%。残りの1%は自分でも何だかわからない。