妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

これまたおもしろい

『レイクサイド』 東野圭吾 著(講談社文庫)
レイクサイド (文春文庫)
あまり厚くないので内容が薄いと思ったら、東野圭吾に限ってそんなことは全然なかった。最後まで目が離せない一気読み確実のミステリだ。
中学受験の勉強合宿ということで、一人っ子の4家族12人が山奥の別荘に集まる。最初は教育熱心な親たちの集まりだと思っていたのだが、そのうちふとした違和感が広がる。そしてある夜・・・。
ラストもぼんやりした余韻を残してとてもうまい。「そっかぁ。そうなるかぁ」と一人でうなづいてしまった。
東野圭吾、ハズレが少ないなぁ。まだまだ読んでいない東野作品があるので、ゆっくりじっくり読んでいきたい。