妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

いいよ、これ

『ガセネッタ&シモネッタ』 米原万里 著(文春文庫)
ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫)
ロシア語の同時通訳をやっている著者が、仕事にまつわるいろんなエピソードを披露してくれる本。
同時通訳の人なんて、頭いいんだろうなぁ、くらいしかイメージないでしょ。だからとっつきにくい人なのかと思ってたら全然違う(って会ったわけじゃないけど)。ダジャレと下ネタが大好きなんだって。
書かれている話もおもしろいものばかり。なんせ未知の世界なわけだから何もかもがおもしろい。
これ、同時通訳の職業もののドラマなんかにしたらウケるんじゃないだろうか? 外見はキャリアウーマン風にして、じつは「ガハハ」と笑う豪快でお茶目な女性を主人公にする。うーん、例えば菊川玲とか。
話としてはおもしろいはずなんだよな。どうでしょう、プロデューサーの人。