どれを読んでもおもしろい山本周五郎の短篇。
沢木耕太郎のセレクトがよいのか、つまらないものも他にあるのか、わからないが、ワクワクしながら読んで全然期待ハズレがない。
おそらくたくさん映像化されているだろうから調べてみたい。
これも毎回ハズレなしの鉄板著者。
短編集で読みやすいのがよい。
どれもこれも温かくじんわり涙が出るくらいのいい話ばかり。
これも映像化どんどんされるだろうな。
長い。
消化試合のように次々読んでいるけど本当に長い。
おもしろくないわけではないのに、この長さがイマイチぴんとこない。ここまで長くする必要があるのか。
始まり方と終わり方がうまいと思った。
初めて現代ものの乙川作品でいいと思ったかも。
大学時代からの友人だった主人公と女性。それぞれ翻訳家と同時通訳になってからも交流がある。
彼女に惹かれながらも決して交わらない人生と自覚している主人公。もどかしい関係のまま50代まで話は進む。
唐突なラストはちょっとがっかりしたが、それでも途中の2人のもどかしさはおもしろかった。追いかけるのが男だからいいのかも。
翻訳家のことは誰か取材したのだろうか。
現実の小説が出てきたのはおもしろかった。