妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

2005-01-01から1年間の記事一覧

イサム・ノグチ展

art

11/5は東京都現代美術館で開催されている「イサム・ノグチ展」を見に行った。もちろんアート展であるからして彼女の趣味である。こうやって自分じゃ見ないものを見れるのだから連れて行かれるのも悪くはない。いやホントに。 イサム・ノグチは名前くらいは知…

石田衣良の暗〜い話

『LAST(ラスト)』 石田衣良 著 (講談社文庫) 石田衣良の直木賞受賞第一作。7つの話が入った短篇集。これが暗く救いのない話ばっかり。読んでいてつらくなってくる。中には一応最後に救われるものもあるんだけど、極限まで追い詰められたかわいそうな人た…

トリエンナーレ

art

10/29、横浜トリエンナーレを見てきた。名前は知っていたがそれが何なのかわからなかった。行ってみてわかりました。現代アートの大展覧会なのね。 山下埠頭にある倉庫を2棟使い、その中に(あるいはその外に)たくさんのアート作品が展示してある。展示し…

おもしろい話をききたくはないか?

『職人ワザ!』 いとうせいこう 著 (新潮社) 職人に話を聞くのは楽しいに決まってる。どんな職人でも、それが自分がまったく興味がない仕事でも、ぜったいおもしろい話が聞けるはずである。ある仕事に人生をかけて没頭している人は、その仕事ぶりを聞いて…

言うことなし!

『孤宿の人』(上・下) 宮部みゆき 著 (新人物往来社) 宮部みゆきの時代小説ってなんでこんなにいいんだろう。 今回はとても悲しい物語で、途中何度も涙が出そうになった。特に後半はウルウルシーン続出でまさに“涙なくしては読めない”展開。 讃岐の丸海…

皇居をジョギング

etc

最近ジョギングを始めた。運動不足解消のためだ。幸い家が海に近いので、海岸沿いのサイクリングロードを走る。たくさんの人が走っている。みんな走ってるねぇ。手軽に運動するにはジョギングって最適だもんね。 もちろん走るのなんてつまらなさそうと思って…

よもや浜省のライブに・・・

まさかこの僕が浜田省吾のライブに行くことになるとは、数年前までは考えられなかった。ま、ファンじゃなかったら当たり前か。それがあーた、行ってきましたよ、10/15に。国立代々木競技場第一体育館。 彼女がファンだったってだけなんすけどね(そういう彼…

しびれる歌声

10月13日、ライヴに行ってきた。6/17にも行ったSalyuである。 まだデビューして間もない新人であるが、小林武史の秘蔵っ子らしく、プロデュースから曲の提供、はてはライヴでキーボードまで自分で弾いちゃうのだ。大事にされておりますな。 前回は渋谷のクラ…

美味しいものは好きですか?

eat

秋、サンマ、とくればもうこれは築地に行くしかないでしょう。 なわけで10/8に行ってきました、築地。美味しいものが好きなのに築地に行ったことない人は、もうゼッタイ損をしている! と言い切れます! サンマを食べようと行った先は、場内の高はし。サンマ…

僕はDISC2の4曲目が好きだ

あの最相葉月のエッセイ集

『なんといふ空』 最相葉月 著 (中公文庫) (文庫がないので単行本の表紙です) 『絶対音感』『青いバラ』等の傑作ルポを書いた最相葉月による初のエッセイ集。 なんでもない昔話や日々感じていることなどを書き綴っているが、ルポライターらしくさりげな…

こいつはかなりいいぞ

『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 著 (新潮文庫) 伊坂幸太郎はもうすでに人気を確立している。なんだか彗星のように現れて一気にスターになったような気もするが、僕と同じ年齢というところがうらやましくもあり感心もする。 以前に3作品を読んでいる。『オ…

上原隆のエッセイ

『雨の日と月曜日は』 上原隆 著 (新潮文庫) 今まで上原隆の本はルポルタージュ・コラムを読んできたが、これはエッセイ集。ルポでは自分の存在を出来る限り表に出さないで書いていて、それがすばらしく良かった。エッセイとなるとまた違って、今度は「私…

京極堂に行ってみたい

『狂骨の夢』 京極夏彦 著 (講談社文庫) 『姑獲鳥の夏』が映画化されて慌ててこいつを読みました。京極堂の第3弾。 いやはや長い。厚い。今さら京極の本にこんな文句は聞き飽きただろうが、仕方ない。こんなに厚くする必要があるのだろうか。いや、こんな…

サヨナラCOLOR

9/23に竹中直人監督作品の『サヨナラCOLOR』を見てきた。 なんとピュアでロマンチックな作品なんだろうと思った。きっと竹中直人本人がそういう性格だからだろう。僕もこんな性格のオヤジになれたらいいな。 作品はそんなわけで多少現実離れ(というか、キレ…

歌舞伎初体験

『美しき日本 大正昭和の旅展』を見た後は、同じ江戸東京博物館で歌舞伎を見た。3部に分かれていて、第1部が「歌舞伎に親しむ『歌舞伎の美/効果音』」。第2部が『櫓のお七』。そして第3部が『松王下屋敷』。 第1部は歌舞伎で使う効果音の出し方を道具を使っ…

川瀬巴水はいい!

art

9/17に江戸東京博物館へ『美しき日本 大正昭和の旅展』というのを見に行った。大正から昭和初期に観光ブームが起こったという。交通網が発達していろんな観光地に行きやすくなったことが大きかったらしい。そこで国内外に日本を観光してもらおうとその魅力を…

佐世保バーガーを食す

eat

スライドショーに行く前に高円寺の“ザッツバーガーカフェ”で佐世保バーガーを食べた。 佐世保はハンバーガーが日本に初めて上陸した地で、独自の発展を遂げ、佐世保一帯にはハンバーガー屋さんがたくさんあるという。その佐世保で食べられるハンバーガーの総…

とうとう生で!

9/10、念願の『ザ・スライドショー』を中野サンプラザで見てきた。今回は9回目で、毎回毎回チケットは即完売するという人気公演だ。 どんなものか簡単に説明すると、みうらじゅんが撮りためたヘンな写真をスライドにして大写しにする。それを見ていとうせい…

投票所が変わってた

これで僕も韓流ファン?

映画じゃなくてドラマなんだけど、初めて韓国ドラマを通して見ちゃいました。タイトルは『1%の奇跡』。主演はカン・ドンウォンとキム・ジョンファ。 WOWOWでやり始めたので思わず第1話を見たら結局最後まで見てしまった。つまらなかったら途中で見るのを…

重松異色作品

『世紀末の隣人』 重松 清 著 (講談社文庫) 「読み物作家」の重松清が書いた事件ルポ。したがってルポライターが書いたのとは一味違う読み物作家らしい味付けになっている。 これは作品の中でも書いているが、読み物作家だからこそ書ける書き方があるとい…

CKBの本牧ライヴ!

9/3は本牧市民公園野球場でクレイジーケンバンドのライヴを見てきたぞ。この公園は昔僕が住んでいたところにとても近く、幼稚園のころここに遊びに来たことがある。写真も残っていて園児の僕が先生に手を引かれて歩いているところだ。だから、とっても懐かし…

練習、練習!

芝居鑑賞

そーいえば8/27にキャラメルボックスの芝居を見てきた。 『スケッチブック・ボイジャー』というタイトルで、たぶん再々演だ。前回の公演を僕は見に行ってるんだが、ストーリーは例によってすっかり忘れているのでもう初めてのように楽しめました! キャラメ…

鯨作品

『隕石誘拐 ― 宮沢賢治の迷宮』 鯨 統一郎 著(光文社文庫) 鯨さんといえばここにも書いたが、歴史ミステリの『新・世界の七不思議』と『邪馬台国はどこですか?』が傑作だった。 初めてそれ以外を読んでみた。うーん、普通のミステリは微妙につまんないか…

処女

『処女』 原田宗典 著(幻冬舎文庫) 原田宗典が書いた「小説・戯曲・落語・コント」のそれぞれ処女作を集めたもの。各作品のあとに自作解説が載っている。これがとても興味深い。 小説(『失透』)なんて16歳のときの作品だって! “青い”といえばそれまでだ…

選挙の前にこれを読め!

『ダイスをころがせ!』(上・下) 真保裕一 著(新潮文庫) たまたまタイムリーな時期に読んでしまった。これは選挙小説である。そして青春小説でもある。 カネも地盤も何もない34歳の男が衆議院総選挙に無所属で出馬する話だ。高校時代の地元の仲間が応援…

寄席、初体験

8/20、初めて寄席に行ってきた。場所は新宿の末広亭。 落語は何回か行ったことあるけど寄席は初めて。12時から16時半までが昼の部、17時から21時までが夜の部。 というわけでキリのいい17時に入ってみたらこれが大盛況。椅子席と桟敷席があって椅子席はほぼ…

ブームだから落語に行ったわけじゃないからね!