『処女』 原田宗典 著(幻冬舎文庫)
原田宗典が書いた「小説・戯曲・落語・コント」のそれぞれ処女作を集めたもの。各作品のあとに自作解説が載っている。これがとても興味深い。
小説(『失透』)なんて16歳のときの作品だって! “青い”といえばそれまでだけど、やっぱり才能の片鱗は感じる。もちろん何かに掲載されたという基準で“処女作”と言っているわけで、それまでもたくさん書いていたそうだ。
自分の好きな作家の処女作ってやっぱり気になるよね。本になっていれば読めるけど、プロになる前にどこかに掲載されて“幻の処女作”なんてなっていたらそれは是非読んでみたいもん。
あなたの好きな作家の処女作、読んだことありますか?