妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

book

やはりおもしろい

時代ミステリ傑作選 逃亡記 (講談社文庫) 作者: 山本周五郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/04/16 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 沢木耕太郎が編んだアンソロジーも読み終わって、まだ山本周五郎の短編が読みたいと思ったので、タイ…

感覚が麻痺してきた

百鬼夜行 陰 (講談社文庫) 作者: 京極夏彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/09/14 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 19回 この商品を含むブログ (65件) を見る 長い長いと言いつつまだ読んでいる。積ん読が無くならないんでね。 これも十分長いのだ…

怖いよぉ

新版 家族喰い 尼崎連続変死事件の真相 (文春文庫) 作者: 小野一光 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2017/08/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 尼崎連続変死事件のルポルタージュ。 この事件の本はいくつか読んだことがあるが、どれ…

長いよ(こればっかり)

文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫) 作者: 京極夏彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2003/10/15 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 17回 この商品を含むブログ (98件) を見る 百鬼夜行シリーズ、ここまで読みました。 あー長い!「支度」から続いて…

すばらしい

赤い刻印 (双葉文庫) 作者: 長岡弘樹 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2019/03/14 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 何を読んでもおもしろい鉄板の著者。 この短編集も見事としか言いようのないあっと驚く展開である。 途中まで何がどうなるのか…

うまいなぁ

恐怖小説キリカ (講談社文庫) 作者: 澤村伊智 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/04/16 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る メタフィクション的に話が進む。 澤村伊智が『ぼぎわんが、来る』で賞を取るところから始まる。 最初のネタはよくある…

泣いた泣いた

山本周五郎名品館IV 将監さまの細みち (文春文庫) 作者: 山本周五郎,沢木耕太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/07/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 山本周五郎の短編集。沢木耕太郎編の最終巻だ。 これもみんないい話ばかり。 なか…

これも読んだ

異邦人 (新潮文庫) 作者: カミュ,窪田啓作 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1963/07/02 メディア: 文庫 購入: 21人 クリック: 167回 この商品を含むブログ (412件) を見る 死ぬまでに1回は読んでおこうかなと思って。 冒頭は誰でも知っている「今日、ママン…

読んだ

真実の10メートル手前 (創元推理文庫) 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2018/03/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 太刀洗万智を主人公とする短編集。 この人を主人公とするシリーズは以前『王とサーカス』を読んだ…

お見事!

白衣の嘘 (角川文庫) 作者: 長岡弘樹 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/01/24 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る この人もハズレがない。どれを読んでもおもしろい。とりわけ短編の切れ味の良さ。 すべて病院に関係するミステリ。 医療ミス…

いい話だなぁ

向田理髪店 (光文社文庫) 作者: 奥田英朗 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2018/12/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 向田理髪店を中心に、この田舎町で起こる数々の騒動を描く。 といっても田舎町なのでたいした騒動ではない。でもいずれもよ…

さてさて

橋を渡る (文春文庫) 作者: 吉田修一 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/02/08 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 吉田修一は初めて読んだのかもしれない。 様々な人間模様を描くドラマが連作短編のような感じで進む。 それぞれがおもし…

真相はわからんな

肉声 宮?勤 30年目の取調室 作者: 安永英樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/01/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 宮崎勤の取り調べでの音声を再現、異常者と思われていた殺人犯の本当の姿をあぶり出す。 テレビでの放送を書籍化した…

傑作シリーズ

フロスト始末 上 (創元推理文庫) 作者: R・D・ウィングフィールド 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2017/06/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る フロスト始末 下 (創元推理文庫) 作者: R・D・ウィングフィールド 出版社/メーカー: …

最近読んだ本

山本周五郎名品館III 寒橋(さむさばし) (文春文庫) 作者: 山本周五郎,沢木耕太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/06/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る どれを読んでもおもしろい山本周五郎の短篇。 沢木耕太郎のセレクトがよいのか、…

うーむイマイチかなー

涙香迷宮 (講談社文庫) 作者: 竹本健治 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/03/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4件) を見る この人の小説は初めて読んだ。 この作品が年末のいろんなランキングで上位に来ていたのを覚えていたからだ。なんだか…

日本史おもしろいな

考える日本史(河出新書) 作者: 本郷和人 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/11/21 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 気まぐれにこんな本を読んだ。 あらゆる時代を対象に、様々な切り口で語っていく。 日本史の教科書には載って…

これはおもしろい

などらきの首 (角川ホラー文庫) 作者: 澤村伊智 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/10/24 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る ホラー短編集。 短編でもおもしろかった。ホラーだけどストーリーの面白さが図抜けているので、ホラー嫌い…

ロッキード事件

消えた21億円を追え ロッキード事件 40年目のスクープ 作者: NHKスペシャル取材班 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2018/03/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ロッキード事件を今再調査して様々な検証を行うNHKのテレビ番組の書籍化。…

大変だな

イップスは治る! 作者: 飯島智則 出版社/メーカー: 洋泉社 発売日: 2018/12/01 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る イップスになったスポーツ選手へのインタビューやそれを治す人たちへの取材などを通してイップスがどういうもの…

純文学?

渡良瀬 (新潮文庫) 作者: 佐伯一麦 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/06/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 東京から地方に引っ越して配電盤の製造工場で働く主人公。その生活を淡々と綴る。 特に大きな事件が起こるわけではなく、ほぼ工場…

長かった

文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫) 作者: 京極夏彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/09/06 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 84回 この商品を含むブログ (155件) を見る 文庫で最初に出た際に買って、読まずに放置していた。場所をとるので読んでから処…

すごい仕事だ

人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー (幻冬舎新書) 作者: 小野一光 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/11/30 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る ノンフィクションの事件取材をしている記者の著者が今まで関わった殺人犯との面会で…

どれもこれもおもしろい

山本周五郎名品館II 裏の木戸はあいている (文春文庫) 作者: 山本周五郎,沢木耕太郎 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/05/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る どれもおもしろい、山本周五郎の短編集。 今まで読んだことなかったので楽しく…

凄まじいな

安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由 作者: 相澤冬樹 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/12/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 森友事件を追ってきたNHKの記者がNHKを辞めるまでの経緯を裏話も含めて暴露する。…

すごい話だ

消えたフェルメール (インターナショナル新書) 作者: 朽木ゆり子 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル 発売日: 2018/10/05 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る フェルメールを含む絵画盗難事件の詳細を解説する。 有名な絵画は何度も…

意外な展開

本で床は抜けるのか (中公文庫) 作者: 西牟田靖 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2018/03/23 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (8件) を見る 本をたくさん読む人なら一度はこれを考えたことがあると思う。 自身の体験のレポートや、いろんな人に…

不謹慎だが爽快

二千回の殺人 (幻冬舎文庫) 作者: 石持浅海 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/10/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 一人の女性が2000人以上の大量殺人事件を起こす一部始終を書く。 これだけの事件を起こすには動機が弱いんじゃないの?と…

すばらしい

こころ傷んでたえがたき日に 作者: 上原隆 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/08/03 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 大好きな上原隆の本。 相変わらず市井の人に話しを聞いてそれを飾らずに書くという手法。 それがどうしてこんなに感動す…

テーマは重いがおもしろい

王とサーカス (創元推理文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2018/08/30メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見るネパールを旅行中の主人公の女性記者が王族殺害事件に遭遇する。取材を始めると殺人事件が起こり・・・という話。…