妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

純文学?

 

渡良瀬 (新潮文庫)

渡良瀬 (新潮文庫)

 

 東京から地方に引っ越して配電盤の製造工場で働く主人公。その生活を淡々と綴る。

特に大きな事件が起こるわけではなく、ほぼ工場での作業を描写している。

主人公はいろいろ事情はあるが、人当たりのよい穏やかな性格で工場の仲間ともうまくやっていっている。

淡々と進むので「だからなんなんだ」という思いもよぎる。

でも面白くないわけでもないのが不思議だった。