妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

不謹慎だが爽快

 

二千回の殺人 (幻冬舎文庫)

二千回の殺人 (幻冬舎文庫)

 

 一人の女性が2000人以上の大量殺人事件を起こす一部始終を書く。

これだけの事件を起こすには動機が弱いんじゃないの?とかうまく行き過ぎてるんじゃないの?とかいろいろとツッコミどころはある。

でも小説だもの。おもしろければいいじゃん。

2000人をどんどん殺していくところは爽快ですらある。「もっともっといけー!」という気分になってしまった。

映画にするなんて無理そうだが、小説なら救いがなくても問題ないと思う。

長いけどスピード感があってよかった。