空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む (集英社文庫)
- 作者: 角幡唯介
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/07/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
それが本当に凄まじい。こういう人っているんだなぁというクラクラするような感想しか出てこない。本当に死ぬ寸前まで来ている。
登山でもジャングル探検でも、生きるか死ぬかの冒険をする人はたくさんいるが、僕にはどうして大変な思いをしてまで冒険をするのか理解ができない。
もちろん人がやっていないことをやりたいとか、達成感だとか、想像はいくらでもつく。
でも一歩間違えれば死んでしまうことをやりたがるというのは、恐怖を感じる人間なら避けたいというのが本音ではないかと考えるのだ。
この本にも書いてあったが、要は死を身近に感じることで生きている実感をより感じることができるということなのだろう。
でもこの人、いつかは冒険の途中で死にそうな気がする。