別にヘミングウェイに目覚めたわけではない。家にあったので読んだだけ。
でも『老人と海』よりはるかにおもしろかった。
パリで暮らした若い頃を綴った思い出みたいな感じだ。
ヘミングウェイがまだ無名時代だからいろいろ葛藤して苦悩しているのが書かれている。
晩年にこの頃を思い出して書いたものらしい。
最後ら辺では本当は次の結婚相手に出会っているらしいが、そこはぼやかして書いているのがねぇ。当時の最初の奥さんに連絡まで取ってこれを書いた手前バツが悪かったんだろう。
フィッツジェラルドと付き合いがあったのは初めて知った。