参考文献のページを見るとわかるが、すごい数の資料を読み込んでいるのがわかる。
ここまで詳細に時代を追っているのはすごいの一言。よくこれだけ調べて書いたなと思う。
誰が何という作品をいつ発表したというような資料的なところより、エピソード的な部分が本当におもしろい。伝説となっている話が本当はどうだったのか、できる限り調べてある。
驚くのが手塚治虫を始めとしてこれらの漫画家は若くして売れっ子になっていること。下積みがないわけではないが、高校生の頃からプロとして活動しているため、人気漫画家になった時でもまだ20代前半だったりする。
寺田ヒロオの最後が悲しくて印象に残る。どういう心境だったんだろうか。