- 作者: 堀川惠子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: 文庫
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守秘義務を盾にこれまでこういうインタビューがなされたことはほぼないらしい。
だから実態はあまり知られていないが、刑の執行前に牧師やお坊さんなどと話をするというのは聞いたことがあった。でも何度も長い間こうやって面談をするというのは知らなかった。
教誨師は大変な仕事だし、思い悩むこともたくさんあるだろうし、死刑というのはいろんな人を巻き込んでいくんだなと重い気持ちになった。
死刑制度を考える上でこの本は非常に重要な示唆を与えてくれると思う。
死刑は国の制度であっても人を殺すことには違いない。