妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

まいっちゃうなぁ

季節風 春 (文春文庫)

季節風 春 (文春文庫)

「冬」に続いて「春」を読んだ。もう笑ってしまうくらい泣ける作品集だった。
どうしてどれもこれもこんなに泣けるんだろう。
この才能は本当にすごい。題材のとり方から文章の巧みさ、結末の見事さ、どれをとってもすごいと言うしかない。
あとがきで謙遜だとは思うが「生ぬるい」と批判をされることもあると書いてあったが、これのどこが生ぬるいんだろう。読んでるときの心の動きは激しいほどなのに。
早速「夏」も読み始めた。