積ん読消化中の京極。
短編集なのでそれほど長いとは感じなかったが、これも今までのシリーズで慣らされてしまったのかも。
しかしまあ榎津がもう人間離れしすぎてて、エスカレートしているとしか思えない。
それで最後のあれは反則だよなぁ。
百鬼夜行シリーズと違って変なうんちくを語るシーンがないだけ読みやすい。
それでも疲れるんだよ、読後。
バンクシーは興味があったが全然知らなかったので入門編ということでこれを。
そこまで考察的なことは書いていなく、バンクシーがこれまでどういう活動を行ってきたかが紹介されている。
手っ取り早く知るには便利な一冊だ。
アートマーケットを批判している彼が何かを作るたびにそのマーケット(資本主義)に取り込まれていくというのは恐ろしいなと感じた。
3月に過去最大級のバンクシー展が横浜で開催されるようで見に行ってみたいが、はたしてこの展覧会はバンクシー本人に認められているんだろうか。