妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

お腹が空いたときに読む本

『築地で食べる 〜場内・場外・“裏”築地』 小関敦之 著(光文社新書
築地で食べる 場内・場外・”裏”築地 (光文社新書)
あー、築地に行きたい! 美味しいもの食いたい!
そう思い続けてなかなか機会がなくまだ築地未体験。そこでこんな本を何冊も読むことになるのだ。
それにしても築地関連の本ってたくさん出てるよね。ブームと言ってもいいんじゃないだろうか。
その中でもこの本は「築地市場を食べつくせ!」というサイトをやっている小関敦之さんが書いたもの。このサイトを見ている人にはわかると思うが、数多ある築地ガイド本とはひと味違う。この人は築地の近くに職場があるというだけで、別にグルメライターでも何でもないのだ。つまり取材などほとんどせず、ただ食べてうまかった、という店を紹介しているだけ。
でもそれがいちばん信用できるでしょ?
彼はテレビ東京の『TVチャンピオン』の「築地王選手権」で優勝し“築地王”になっている。
そういう築地市場を知り尽くした(あくまでユーザーとして)人がうまい店を紹介してくれるのだ。これほどいいガイドブックはない。
でも僕はこの本よりも彼のサイトの方が断然いい! 特に日記。食べた昼飯を紹介しているだけだが、ヨダレものの写真もあるし、日記の文章が生き生きしている。
本の文章はこの日記をブラッシュアップしてる感じだ。だから本をガイドブックとして、サイトを築地市場のリアルタイム情報収集として使うと最高だろう。
“築地と言えば寿司”と思ってる人は考えを改めた方がいいかもよ。