妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

『約三十の嘘』

渋谷のシネクイントで見た。
元々舞台で上演されたものの映画化。したがって話が舞台っぽい。
物語は列車の中だけで進む。それも詐欺師たちが計画を実行する前と後。
こういう限定された空間だけで展開するのは舞台ならではだ。
ホントによくできた話で、最初から何かが起こりそうな雰囲気ムンムン。ちょっと推理劇っぽいところもあるし、かなり好みの話だった。
役者はみんないいが、やっぱりうまかったのは八嶋智人。あの人のあの細かい演技(多分アドリブがかなり入ってるんだろうなぁ)は舞台出身だけあってカンの良さからきているのだろう。最高だった。
オリジナルの舞台版を見てみたい。