どんなことが書かれているのだろうと思って読んでみたが、なんとも言い難いものだった。
まず『最後の3日間』というタイトルが付いているが、3日間だけを書いているわけではない。ジョンがポールと出会ってバンドを組むところから始まって、ビートルズの活動、ソロ活動の日々を大まかに辿っていく。それと最後の3日間と交互に書かれる。
そりゃそうだ。最後の3日間だけじゃ1冊の本になるわけがない。
しかもそこに書かれるビートルズのエピソードが有名なものばかりで、いろんな資料を駆使しているのだろうが、ファンなら飛ばし読みできるくらい読むに値しないものだ。
で、殺されるまでの数日の描写だけど、これは小説なのだろうか。それとも事実なのだろうか。マーク・チャップマンの心理描写まで踏み込んでいるのは、どうなんだろうか。手記とかあったっけ?
ダコタの前で話をしたファンの2人って取材したの?これマジ?
これを全面的に信じるのは危険な感じがする。