重松清といえばこういうやつですよ!
っていうくらい完璧に面白かった。
東京で就職もうまくいかず故郷に帰ってきた主人公の女性。謎の生物・ヒナゴンで有名な田舎だけど、合併騒動で揺れている。そこで起こるドタバタ。
もう映画やドラマにしたらぜったいに面白いと思えるほどで、こういうのを普通に書けるのはやっぱりすごいと思う。調べたら映像化を想定して書かれたらしい。
映画化されていたみたいだけど、全然知らなかったなぁ。まあヒットしなかったってことだよね。これを失敗作にするのは逆に難しいと思うけど。
ドタバタだけどじわっと泣ける場面がたくさんある。泣けりゃいいってわけじゃないけど。