妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

完璧なエンターテインメント

 

重松清といえばこういうやつですよ!

っていうくらい完璧に面白かった。

東京で就職もうまくいかず故郷に帰ってきた主人公の女性。謎の生物・ヒナゴンで有名な田舎だけど、合併騒動で揺れている。そこで起こるドタバタ。

もう映画やドラマにしたらぜったいに面白いと思えるほどで、こういうのを普通に書けるのはやっぱりすごいと思う。調べたら映像化を想定して書かれたらしい。

映画化されていたみたいだけど、全然知らなかったなぁ。まあヒットしなかったってことだよね。これを失敗作にするのは逆に難しいと思うけど。

ドタバタだけどじわっと泣ける場面がたくさんある。泣けりゃいいってわけじゃないけど。