死者を弔うために散骨を選んだ5つのケースを綴ったノンフィクション。最後に著者自身の父親の話もある。
死を取り扱っていながら重くはない。むしろ爽快ですらある。
散骨を選ぶくらいだから、かなり個性的な家族ばかり。でも散骨にそういうイメージを抱いてしまうのはとても残念だ。
これを読んで自分は死んだらぜったいに散骨にしてもらおうと思った。本当は庭とかに埋めてもらいたい(もちろん墓石などいらない)が、一戸建てに住む予定はないからそれは無理というものだ。
自分の故郷の海がいいかなぁ、やっぱり。最後は自然に還りたい。