ピーターさんが著者に入っているので読んでみた。
対談だけど、ほぼ相手の塚谷さんが自説を展開していて、ピーターさんは聞き役だった。ピーターさんのラジオに塚谷さんがゲスト出演している感じかな。
日本人が引っ込み思案で世界で理解されない、何を考えているかわからないと言われる、ようなことは常識となっているが、その原因が稲作にあるという説。
確かにわからないわけでもない。でも農業人口が減っている現代でもそれが連綿と続いているのかと思った。まあそれが国民性というものだろうな。
世界で渡り合って行くにはこの国民性を変えなきゃいけない。日本人が世界の人たちのように自己主張の強い、何でもはっきり言う民族になるのは嫌だけど、そうならなきゃ仕方がない。そのためには教育が重要だ、そう言っている。
そこは大いに共感する。
でも何千年にも渡って続いてきた国民性を変えるのはやっぱり途方もない時間が必要だろうな。