もう何年積ん読してたかなぁ。
名前も知ってるし、ロシアに漂流したことも知ってるけど、他はほとんど知らない大黒屋光太夫。
吉村昭ならばおもしろいに違いないと読んでみたら、これがもうおもしろいのなんの。
船で遭難して漂流することも、外国に漂着することも、日本に帰ることも、現代とはまったく違うことと考えた方がいい。
まったく凄まじい人生だ。これが事実だというのだから恐ろしい。
井上靖にも『おろしや国酔夢譚』という大黒屋光太夫を扱った小説があるが(未読)、歴史的事実が明らかになったりして情報は更新されているらしい。
この原作で映画化はされているのだろうか。