妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

おもしろかった

 

「目の見えない人が美術鑑賞をする」というのは以前何かの本で読んだ気がするが、思い出せない。それがこの白鳥さんだったかもわからない。

目の見えない人がどうやってアートを見るんだろう、というのが多分最初の疑問だと思う。それを著者は白鳥さんとやっていくわけだが、最初はやっぱり「へぇ~」とか「そうやってアートを鑑賞するんだ」という興味で読んでいくけど、だんだんそこからは重点は外れていって、障害者とか健常者とか関係なく、人間の生き方に関する考察が増えていく。

白鳥さん自体がおもしろい人だから、楽しい本になっている。

あと、私も美術館は好きでよく行くが、あまりきちんと見ていなかったのかもしれないと思った。こういう見方は普段なかなかできない(美術館内でたくさんしゃべるから)けど、一度やってみたい。ワークショップに行ってみればいいのか。