『中野のお父さん』の続編。
日常の謎を娘がお父さんに解いてもらう。
前作がおもしろかったのでこれも。確かにおもしろかったが、日常の謎というより、文学史上の謎をいろんな資料で解き明かす、みたいな感じになってきている。
これは『いとま申して』の手法と同じだ。エッセイとするか小説とするかの違いだけ。
それも確かにおもしろい。けど、もっと日常の謎を期待していた。
それに登場人物の言動がちょっと古い。今どきそんなこと言わないなというのが出てくる。まあ物語上のファンタジーと思えば気にするほどでもない。
娘にこんなに頼ってもらえてお父さんは幸せ者だな。