妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

あまりに面白すぎて物足りない

カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)

カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)

スキー選手の娘とその父親を取り巻く謎を解き明かすミステリ。
さすが面白いというしかない展開。熟練技だ。
スラスラ読めてしまうのでなんだか物足りないくらいである。今やミステリの王道を行っている。
もっとひねくれた超絶推理ものを期待しているのだが、ま、そういうのは他で読めばいいか。
2時間ドラマの原作に持ってこいだと思う。といっても貶しているわけではなく、誰でも楽しめる上質のミステリであるということだ。