お見事

鬼の跫音 (角川文庫)

期待を裏切らない道尾秀介の短篇集。
どこか薄気味悪い話が並ぶが、どれもが一捻りされた謎と結末でお見事としか言いようがない。
超常現象かと思いきや現実は科学的に解決するのが鮮やかだし、いやいやよく考えれば科学的になんか解決されてないじゃないかと戸惑う。
ミステリの枠を軽々超えていると思う。