妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

奇跡のリンゴのトンデモ本

すべては宇宙の采配

すべては宇宙の采配

完全無農薬でリンゴを実らせて一躍有名になった著者。最初のドキュメンタリー本『奇跡のリンゴ』はおもしろく読んだが、これを立ち読みして、宇宙人やらUFOやら龍やら、すごい記述がたくさん出てくるもんだから、こっちも思わず読んでしまった。
あらすじは『奇跡のリンゴ』とほとんど同じで、子供の頃から無農薬リンゴの栽培に成功するまでを書いたもの。前著を読んだ者としては全くおもしろくはない。
しかしそこに著者の不思議体験が事細かに書かれているのだからたまらない。子供の頃、時間が止まってそこに龍が現れた話だとか、UFOに連れ去られて宇宙人と会った話だとか、宇宙人に地球の終わる日を教えてもらったり、臨死体験して不思議な世界へ連れて行かれたり、もう相当香ばしい話がいっぱいだ。
僕はトンデモ本として読んだけど、人によっては不可能と言われた無農薬リンゴを作り上げた人ならこれくらいの体験はしているのかも、と信じるかもしれない。
まあ、この人がおもしろじいさんなことだけは間違いない。