一般の人にも生物学をわかりやすく解説した本。
「若い読者に贈る」となっているが、若くなくても興味がある人には十分面白い本だった。
専門知識を一般の人にわかりやすくおもしろく解説するってとても大事で、売れる本の条件じゃないかとずっと思ってきた。
そう考えるとこれも売れて然るべきではないだろうか。(売れてんのかな?)
いろんな生物の生命の仕組みを結構淡々と解説していくのだが、こういうのを読むとどうしても生命の神秘を思ってしまう。
こういう生物の身体の仕組みの精巧さ、複雑さをもって、何か神秘の力の存在を肯定する説もあるとどこかで読んだ。
そう思ってしまうのも無理ないかなと思えるほど、生物の身体の仕組みは素晴らしい。
若い人が読んでこういう専門分野へ進んでくれるとうれしい。