妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

微妙かな・・・

短編集。時代小説で大好きな乙川優三郎も現代小説をいくつか読んできたが、そのたびに「微妙」と思ってた。それにも懲りずにまた手を出したけど、今回もやっぱり「微妙」だった。
恋愛を描いたものが多いし、人生の晩年を描いたものばかりだ。恋愛ものがあまり得意じゃないので、まあそこが問題なんだろう。人生の晩年というモチーフは好きで結構ぐっとくることも多い。
でも恋愛ものでも時代小説になると平気になるのだから、どういうことなんだろうか。
文章は相変わらず端正ですばらしい。