- 作者: 門田隆将
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/10/25
- メディア: 文庫
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たしかに東京電力に怒りはあるけれども、そこで働いていた人たちに直接的な罪はない。
それはわかっていたがこれを読むと本当にすごいことになっていたのがわかって、すごく辛かった。
だって仕事をしていて死を覚悟したことがある?
危険な仕事は多々あるが突発的な事故で命を落とすことはあっても、このままでは死ぬと思って覚悟を決めるということがあるなんて。
これは震災の原発事故の貴重な記録として永遠に残していかなくてはならない本である。
ここから学ぶことはたくさんある。
吉田所長が亡くなったのはやっぱり極度のストレスが遠因にある気がしてならない。