妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

岩井俊二の新作

リップヴァンウィンクルの花嫁

リップヴァンウィンクルの花嫁

あまり深く考えずに結婚してしまった主人公の女性がいろいろな騒動に巻き込まれ、その後出会った一人の女性と友人となる。
来年公開される岩井俊二の映画の原作本。
映画を見るまで我慢しようと思ったが、サイン本が売っていたので思わず買って、我慢できずに読んでしまった。
まず文章はお世辞にもうまいとは思えなかった。ま、これは本業が映画監督なんだから仕方ない。ストーリーはおもしろかったからこれでもいいんじゃないだろうか。脚本と小説の中間と考えれば問題は無い。
やっぱり岩井俊二は映像があってこそだ。これをどうやって映像化したかが気になる。
黒木華が主役というのもいい。とても合っている。
映画公開前に原作を発売されるとどちらを先にしようか悩む。ストーリーを知ってから映画を見るとどうなるか試してみようと思う。まあ、岩井俊二はストーリーよりも映像が重要だから問題なさそうではあるが。