- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04/15
- メディア: 文庫
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子どもの頃の親友4人組が大人になってから再会する。それぞれの人生を生きてたどり着いた故郷。
本当に読んでる最中ずっと胸が苦しかった。何度も深呼吸をした。辛い話であるし、あたたかい話でもある。人は人を許し人に許されて生きている。そんなことがよくわかった。
人の死を扱った話は辛いものになるのは当然だ。でもそれだけではただのお涙頂戴の「泣ける」だけの話になってしまう。
これは4人の仲間に様々な要素が絡んでくる。相当複雑な話だ。
それをこれだけさらっとわかりやすく感動的に書くというのは、重松清だからできたと言わざるを得ない。
これを傑作と呼ばずしてどこに傑作があるのか。