妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

安定の

スキー場のどこかに隠されている、ばらまかれたら大変なことになる細菌を探すために様々な人が入り乱れる疾走感あふれる雪山サスペンス。
あっという間に読めるし、スリリングな場面が多く、これは映像化したらおもしろくなるんじゃないのか。
逆に映画かドラマか映像の原作っぽい感じが拭えず、どうしても軽い印象がある。
謎はないからミステリというわけではないし、2時間ドラマに最適という感じだ。
いつからか東野圭吾はミステリよりもこういうサスペンスのドラマ原作っぽいものを多産するようになった。
読めばおもしろいのだが、心に残らず、作品としては微妙なところだ。