妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

これだけ飛行機に乗っている人も珍しい

パラダイス山元の飛行機の乗り方

パラダイス山元の飛行機の乗り方

飛行機のものすごい乗り方をしているパラダイス山元のおもしろ話。
飛行機を移動手段としてではなく、楽しみとして乗っている。つまり目的地に行くために乗るのではなく、飛行機に乗ること自体を楽しむのだ。
多分誰もがこれを聞けばアホだと思い、理解できないだろう。でも乗り鉄という鉄道マニアは電車に乗ることを趣味としているし、ドライブが趣味の人は目的地がなくてもただ車に乗ることが楽しいというはずだ。
ならば飛行機だって同じ人がいていい。
と、理屈ではわかってもやっぱりわからない。
やはり珍しいのだろう、こういう本が書けるくらい珍しい体験も多々している。到着したらすぐまた飛行機に乗って帰ってくるという“タッチ”という行為、まさしくわけがわからないが、キャビンアテンダントたちには申し送りができているらしく「おかえりなさいませ」と言われるらしい。これははずかしい。
著者は1年間で1022回搭乗したことがあるらしい。1日で11回搭乗したこともあるんだって。やっぱりおかしい。まあ可笑しいからいいけど。