妄想特急 books & music

読んだ本と聴いた音楽のメモ

不眠症

ぼくは眠れない (新潮新書)

ぼくは眠れない (新潮新書)

椎名誠の珍しい新書の新刊。
35年間不眠症だったことを告白したものだ。今でも睡眠薬を常用しているらしい。
あれだけ精力的に活動している人が35年も不眠症だったとはなかなかショッキングな告白である。作家というのは大変なんだと思った。
それでも不眠症と戦いながらあの仕事っぷりは並の精神力じゃないのだろう。
完治するものではないから薬を利用しながら付き合っていく病気なのだと思う。自分なら無理かもしれない。
作家だからか睡眠に関する本を読みまくっているのには感心したが、その成果をここで書かれても困る。椎名誠がどのように不眠症と戦っているかを知りたいのに、睡眠のおおまかな仕組みを解説されると読み飛ばしたくなる。
不眠症はつらい病気だよなとつくづく思った。