- 作者: 新潮社ストーリーセラー編集部
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/01/28
- メディア: 文庫
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米澤穂信もなかなかおもしろかった。期待していたけど、裏切られなかった。
佐藤友哉は会話に力を入れすぎてストーリーがおざなりになってないか? このひねりの利いたセリフのやり取りが恐らく大好きな人もいるはずだが、僕には鼻に付いた。
沢木耕太郎のエッセイはすばらしい。向田邦子を思わせる話の展開が心地いい。
湊かなえは期待はずれだった。つまらなくはないがおもしろくもない。普通。
有川浩、僕この作家ダメだ。これはどうしてこういう形にしたのかなぁ。作中作の形になってるけど、作中の話だけの方がよほどいいと思う。
そして期待していたさだまさし。「片恋」というテーマの話の中にポコンと秋葉原事件が入っている。この部分どうして入れたのだろうか。ここだけ浮いている気がする。どうしても入れたかったくらい衝撃的な事件だからだろうか。ここ以外のストーリーの展開はとてもおもしろかった。謎を引っ張りすぎという気もしないでもないが、それでも意外なオチでした。